パン屋さんで販売バイトしてみたいんだよね〜。なんか楽しそうだし♪
ちょっと!パン屋さんは、なかなか大変なんやで!
えぇっ。そうなの??
もちろん、楽しいこともあるけどな。
じゃあ、パン屋さんで2年間バイトしたももぷーが、パン屋バイトについて教えてしんぜよう。
おねしゃす!!
- パン屋さんでの販売バイトを検討している
- パン屋さんでの販売バイトに採用されたけど、やっていけるか不安
- パン屋さんでの販売バイトのきついこと・楽しいことが知りたい
これからお話しすることは、あくまでも私が働いていたお店での体験をもとに書いており、
すべてのパン屋さんに当てはまるわけではありませんので、
ご了承ください。
1日の仕事の流れ
ここでは、私が働いていたパン屋さんでの1日の仕事の流れを紹介します。
お店によって流れはまちまちだと思うので、本当に参考程度にしかなりませんが💦
なお、私は百貨店の中のパン屋さんで働いていたため、百貨店ならではの仕事もあります。
その仕事には△マークをつけています。
7:30〜 パン屋さんの朝は早い
私が働いていたパン屋さんの販売は基本2人体制ですが、朝一から開店1時間後までは1人です。
🍞焼き上がっているパンを陳列していく
出勤すると焼き上がったパンが厨房に並んでいるので、それをトレイに並べて棚に陳列していきます。
また配送されてきたサンドイッチと、前日にカットしておいた食パンがあるので、それも陳列します。
並べ終えたらパンの数を数えて管理票に記入。
🍞△前日の売上金の精算と当日のお釣り用のお金を準備する
前日の売上金が店舗から離れたところにある金庫に入っています。金庫へ行ってお金を取り出して精算機に投入し、売上票を入手します。
当日のお釣り用のお金も金庫にあるので、取り出して店舗へ戻ります。
店舗へ戻ったら売上票を帳簿に貼り付け、レジを開けてお釣りを入れます。
🍞機械で食パンカット
専用の機械を使って食パンを切っていきます。何枚切りかによって目盛を調整して切ります。気をつけないと指を切ります。
9:45〜 とにかく時間がない
🍞△百貨店全体の朝礼
前日の売り上げや通達事項があるのでノートに記載。また、挨拶の唱和があります。
🍞食パンカットの続き
実は朝礼開始までに終わっていなかった食パンカット!開店まで間に合いませんがとにかく切れるとこまで切るw
10:00〜 慌ただしい中開店
🍞開店
まだ食パンカットは終わっておりませんが、開店です。一旦手を止めてお店の前まで出て、お客様をお迎えします。
🍞また食パンカットの続き
とにかく切るのみ。
🍞レジ・接客
食パンをきりつつ、お客様がレジに来られたら会計をします。
お客様がいない間も、呼び込みしながら作業をします。
11:00〜 2人体制で少し気が楽になる
🍞もう1人の販売スタッフが合流
ここからは2人体制なので仕事にすこーしだけ余裕ができます。
食パンカットが終わっていなければ、接客はもう1人に任せて食パンカットに集中。
🍞追加で焼き上がったパンの陳列・接客
主にフランスパンの追加です。「焼き立てです」と呼び込みしながら陳列します。
12:00〜 束の間の休息
🍞お昼休憩
百貨店の休憩室で1時間のお昼休み。
うちの百貨店は社員食堂が無かったので、お弁当持参かスーパーで購入。
また、売れなさそうなパンがあれば、休憩時に食べても良いことになっていました。
13:00~ 忙しい時間帯その1
🍞明日の分の食パンカット・接客
また食パンカットw
明日の分の食パンをカットしながら、接客をします。
2時間くらいで食パンカットは終わります。
その後は接客に集中です。
17:00~ 帰宅or閉店までラストスパート
🍞スタッフの交代
ここで8時からシフトに入っている人が帰宅する場合もありますし、11時からの人が帰宅することもあります(シフトによる)。
8時から20時の12時間シフトの場合は、ここで30分の休憩に入ります。
🍞パンの整理
パンが売れて棚に隙間ができているので、整理します。
トレイに並べてあるだけのパンを一つひとつ袋に入れてから並べなおします。
一つひとつ袋にいれるのは、この先の「パン詰め合わせ」をつくるための準備です。
18:00~ 忙しい時間帯その2
🍞パンの詰め合わせを作り、販売
売れ残っているパンで、パンの詰め合わせを作ります。
パンの詰め合わせを作るときのルールはこちら。
- 合計約600円になるように作る
- 菓子パン・総菜パンがバランスよく入るようにする
- 最後に同じパンが残らないように気を付ける
600円分のパン詰め合わせを300円で売ります。
ですのでこの時間帯からレジに長蛇の列ができます。
めちゃくちゃ忙しいです。
が、お会計はパンの詰め合わせだけがほとんどなので、そこは楽でした。
20:00~ 閉店ガラガラ!お疲れさまでした☆
🍞片付け、掃除
売れ残ったパンでほしいものがあれば確保して、残りは工場に送るので番重に入れます。
(番重とは、食品を運搬するときに使う薄型の箱のこと)
そして、掃き掃除と棚の拭き掃除をします。
🍞レジ閉め
本日の売上げがレシートになって出てくるので、記帳。
また、レジに入っているはずの金額も記載されているので、実際の金額と差異ないか確認します。
小銭程度の差異であれば、つじつまあわせ用の小銭が別にあったのでそれで金額を合わせていました。
これらの他にも、トレイ・トングを拭いたり、電話を取ったり、色んな雑用があるんやで。
あとは、うちのパン屋さんの販売バイトはしていなかったけど、
簡単な調理(カレーパンを揚げるなど)なら仕事内容に含まれていることもあるで。
退店するのは20:30頃。
仕事の開始が早いので、終わりも早いのがパン屋さんで働く大きなメリットだと思います。
これに関しては、ほとんどのパン屋さんが当てはまると思われます。
パン屋さんのバイトできついこと・楽しいこと
さて、冒頭でもお話しした通り、パン屋さんは楽しいイメージをもたれがちですが
きついこともあるのです。
パン屋さんバイトできついこと・楽しいことを見ていきましょう!
パン屋さんの販売バイトできついこと
人間関係
これはパン屋さんに限らず、ケーキ屋さんでもお弁当屋さんでもクリーニング屋さんでも、どこでもあり得ることなので書くのを迷ったのですが…。
一番初めに書いてしまいました!
だってめちゃくちゃきつかったから!
うちのパン屋さんにも、一人いたんです。
めちゃくちゃコワい先輩が!
私のやることなすことすべてに対して怒り、
挙句の果てに私がやっていないことまで私がやったと決めつけ、怒っていました。
(しかも私がやっていないと分かった後も、謝り方がチョーテキトーでした。)
のちに聞いた話では、私が入る前に3人新人さんが入ってきたらしいのですが、
全員その先輩が原因で辞めたとのことでした。
1人目は突然来なくなり
2人目はお母さんから「こんなところで働かせられません!」と電話が来て
3人目は精神的に参って辞めたそう…。
それなのになんで茶碗蒸しメンタルのももぷーが続けられたの?
その先輩が大学4年生で私が1年生やったから、
1年我慢すれば先輩おらんようになると思ってん。
教育だから仕方ない部分もあると思い頑張りましたが、本当に苦手な先輩でした。
この先輩に関しては色々エピソードがあるのですが、ここで書くとただの愚痴になりますので
気になる方はtwitterでコメントいただければお話しします。
忙しい
一日の仕事の流れをお読みいただいた方にはお分かりいただけると思うのですが、
とにかく忙しかったです。
特に食パンをカットしながらの接客は大変でしたね。
一度に複数のことを並行やるのって、難しいよなあ。
私も苦手やったから、ほんまに大変やった~💦
パンの種類と値段の暗記が大変
うちのパン屋さんはレジの項目に
- 菓子パン
- フランスパン
- 食パン
- サンドウィッチ
- バラエティ(スープやジャムなど)
しかなかったため、
パンの種類と値段を暗記しなければなりませんでした。
その数約100種類。
お店によっては、レジにすべてのパンが登録されているところもあると思いますが、
すべてのパンが登録されていても、覚えておいた方がお客様に尋ねられたときにスムーズに答えられますね。
また、うちのパン屋さんでは新商品が出ても誰も教えてくれなかったので、
出勤したらまず棚を見て、新しいパンが出ていないか確認してからレジに入らないと
会計時に「お初にお目にかかります」なパンと遭遇しあたふたするハメになりました。
そんなの、先にシフトに入っていた人が引き継ぎ事項として教えてくれたらいいのに。
ほんまそれ。変な文化が根付いてたんよ…。
パン屋さんの販売バイトで楽しいこと
パンのいい香りに包まれて仕事ができる
パンってなんであんなにいい香りがするんでしょうね…。
上手く表現できませんが、幸せの香りがしませんか?
これは職場の唯一の癒しでしたね。
パンの配置によって売り上げが変わる
あまり売れていないパンは、上の方の棚などお客様の目につきやすいところに移動させると売れ行きがよくなることがあります。
「どうすれば売れるのか」を考えて配置を変えて、狙い通りパンが売れたときは心の中でガッツポーズです。
私にとってはこれがパン屋さんバイトでの一番のやりがいでした。
余ったパンを持って帰ることができる
これは「楽しいこと」というより「嬉しいこと」だと思いますが。
余ったパンを持って帰ることができたので、その日の晩ごはんにしたり次の日の朝ごはんにしたりしていました。
ただし、持ち帰り禁止のパン屋さんもあります。
また、私が働いていたパン屋さんは百貨店の中にあったので、近くのお総菜屋さんや和菓子屋さんが売れ残った商品を「よかったらどうぞ」と持ってきてくださいました。
わらび餅やベビーカステラ、クリスマスシーズンにはクリスマスケーキもいただいたことがあります!
できればきついパン屋さんでは働きたくない!どうすれば良いの?
きついこと・楽しいことを見てきましたが、できればきついパン屋さんでは働きたくないですよね。
どうすれば良いでしょうか。
それは、応募したいパン屋さんにお客さんとして訪問してみることです。
実際にお客さんとして訪問してみることで、そのお店の雰囲気や接客態度が良く分かります。
テキパキしている・のんびりしているなど、お店によって全然雰囲気が違う!
また、色んな日にち、時間帯に訪問すると良いです。
日時によって忙しさは異なるので、とても参考になります。
- 平日と土日
- 朝、お昼時、夕方
私は実際に働く前にお店に訪問したのは面接のときだけだったので、反省しています。
今になって思えば、もうちょっと緩いパン屋さんもあったよなあと。
まとめ:パン屋さんは意外ときついのです
パン屋さんでの販売バイトは楽しそうと思っていた方は、イメージとのギャップに驚かれたのではないでしょうか?
お話しした通り、内情は忙しかったり人間関係が上手くいかなかったりでけっこうきついです。
ですが楽しいことがあるのも事実!
もし興味を持たれた方は、ぜひ実際に働くことを検討してみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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